【短編】年下の彼


キスして気付いた。



っていうより認めた。



本能が勝手に動いたんだ。



落ち着きのない腕の中にいるこいつが可愛くて、ふっと笑う。




だいたいなんで今日に限って返事きかねぇーんだよ。



そういうと「このまま幸せな気分で帰りたいから聞きたくない」って………




それ反則だろ。




んな可愛いこと言ってんなよ。



キスしたのに、勘違いかもって言われたら、なんか悔しいし、俺の気持ちだってわかって欲しいって思う。



だからもう一度キスしたんだ。



そして「…―好きだ」って伝えた。




俺の今の気持ち。




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