とうとうやってきた席替えの日。


見ると、竹村は通路を挟んだ隣。


私、このときちょっと運命感じたかも。


今、思えばね。



素直に嬉しかった。

まだ、普通に話せる距離で。

でも、班が違うから・・・


竹村は自分の班のメンバーと話したりするんだ。


私は、そのたび切なくて・・・



いつでも話せるくらいあんなに近くにいたのになぁ・・・


竹村にとってはちっちゃなことでも、私はそのたび悲しくなったり、嬉しくなったりしていた。
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