桜-sakura-

「あれ…ここって―」


気付くとそこはラブホ街。




無意識のうちに迷ってしまっていた。
千明はでこ行ったんだろう…寒い―




…初雪だ。







なんだか…予感がする。けど悪い予感ではなかった。





「ね-ね-君♪ちょっと店入んない?」



…何こいつ、軽そう―


いきなりあたしに声をかけてきた男―
B系でチャチャラしてる。



「少し一緒に寝るだけでいいからさ-?もちろんお小遣いはあげるよ」




―あたしそんな軽くないし!!
第一、初対面の人とやる訳ないじゃん!
…確かにあたしのタイプではあるけどね。
< 5 / 8 >

この作品をシェア

pagetop