王子様の恋人。
目の前に積み上げて置いてあるノートを胡桃は持ち上げた
「…っ…重ーい!!!!」
胡桃は少しふらつきながらノートを持って行った
階段をゆっくり降りていると急にズッっと足が滑ってしまった
やばっ…
落ちるー…!
―バサバサッ…―
「…あれっ…?
痛く…ない…?」
「…大丈夫?…」
その声に胡桃はハッと顔を上げた
「おっ…王子…!」
胡桃は王子に抱き抱えられていて下を見ると無残にノートが階段に散らばっていた
「あのっごめんなさい!
本当にありがとう!
王子が助けてくれなかったら…」