王子様の恋人。
「おはよー」
この子もクラスで一番仲良い子の城谷 里菜―しろや りな―
「まぁでも王子ぐらいの人なら胡桃みたいな子が合うかもー」
里菜がニコニコ笑いながら言った
「……?」
「まっ、胡桃は可愛いんだから頑張りなよ!」
「可愛いくないもーん…」
胡桃はいじけて机にバタッと倒れた
「ほーら。
頑張り屋の胡桃はどこいったのよ?」
「そうそうー。」
「ゆめ、里菜…
ありがとう!
あたし頑張るーっ!」
ゆめと里菜は顔を見合わせてクスッと笑った