王子様の恋人。



二人はすっかり暗くなった道を歩いていた



「あの…王子…?
何であたしのことシンデレラに推薦してくれたの?」



「さぁ…なんでだろうなー?」



「えー教えてよー!」



「嫌だ。」



「王子のけちー!!」



胡桃はプクッと頬を膨らませた



「あははは!!!
お前、フグみたいだぞ?」



「もー王子ひどいっ!!!
あたしやっぱり一人で帰る!
じゃあね!」



胡桃はそう言うと走り出した



「…ったく…
困ったお姫様だな…」



王子は胡桃を追い掛けるとグイッと自分の方へ抱き寄せた



そしてチュッと軽く唇にキスをした



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