王子様の恋人。



「姫、これで機嫌を直してくれますか?」



胡桃は真っ赤なまま大きく頷いた



そのあと二人はとくに何も喋らずに帰った



「あの…もうすぐそこ家だからここで…
今日はありがとう。」



「そ。
俺も楽しかったしありがとな
じゃあ気をつけてな。」



「うん…」



胡桃は王子の背中を見送って家に帰った



「ねぇあゆむ…
男って何とも思ってない人にキスしたりするの?」



「はぁ?
姉貴、どうしたわけ?」



「あっ、あたしじゃないわよ!
友達の話だよ!!」



「ふーん…
まっ姉貴なわけねぇか♪」



「ちょっと!
真面目に答えなさいよ!」



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