王子様の恋人。
「普通は嫌いな奴とか興味ない奴にはしないだろ。」
「だよね、だよねー!!!
ありがと、あゆむ♪」
「姉貴、顔はいいのにバカだからなぁ…」
あゆむがボソッとそう言ったのを浮かれている胡桃の耳には全く入らなかった
そっかぁ…
だよね、だよねー!!
これは浮かれちゃってもいいよねっ♪
そうして順調に劇の練習も進み、あれ以来王子とはとくに目立ったことはなかったが王子との距離が近くなったような気がしていた。
―ピピピッ…―
「38度…完全に熱ね。
今日は学校休んで病院行きましょ。」
「え、でもお母さん!!
もうすぐ文化祭本番なんだよ!?」