王子様の恋人。
「…え…
もしかして、王子ッ!?」
「芹川が風邪って珍しいなーと思ってさ」
「あっありがとう…」
「もしかして、寝てた?」
「うん、まぁ…」
「起こしてごめんな。
じゃあ切るわ。」
「ま…待って!!
あの、文化祭もうすぐなのにごめんね。」
「別に謝らなくていいよ。
それより早く直せよな。」
「うん♪ありがとう!
王子のおかげですぐ元気になりそうだよ」
「クスッ。
それはどーも♪
じゃあお大事にな。」
「うん。」
胡桃は携帯を持ったまま、ぱたりとベットに倒れてまた眠ってしまった