王子様の恋人。
「いいよ。
どこ行けばいい?」
「じゃあ…教室で待ってるね。」
「分かった。」
今日は後夜祭でいつもは暗いはずの校舎の中は明るく、校舎の中で盛り上がっている生徒もたくさん居た
―ガラッ…―
「あ、王子ー♪
来るの早いね?」
「周りの女子撒かなきゃいけなかったからな。」
「そっか。」
「で、どうかした?」
「あっ、うん…
あのさ…王子はあたしのことどう思ってるの…?」
「どう思ってる…ね…」
「あたしは王子が大好き。
王子の意地悪な所とか優しい所とか、もー全部大好き。
これは自信持って言えるよ。」