王子様の恋人。



「黙ってるってことは好きじゃないわけー?」



「好きだよ!
大好きですよーだ!」



そんな胡桃に王子はクスクスと笑っていたのだった



「あ、それとこれから王子って呼ぶの禁止な。」



「えーッ!!!なんでー?」



「なんでも。」



「はーい…
じゃあ何て呼べばいいの?」



「何て呼べばいいの…って…
普通に下の名前で。」



「じゃあ翔也…?」



「うん。」



「じゃあ、じゃあ!
あたしのことも下の名前で呼んでよねー?」



「…考えとく」



「えーちょっと王子ー!!
…あっ…」



「芹川がちゃんと下の名前で言えるようになったらなー」



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