王子様の恋人。



「ちょっと黙って。」



王子は胡桃の頬に手を添えてゆっくり近づいた



伏し目がちの綺麗な王子の顔が近づいてきて胡桃はぼーっと見とれていた



キスするかしないかぐらいの距離で王子がピタッと止まった



「おい…芹川…
目ぐらい閉じろよ…」



「あっ…ご、ごめん!!!
つい見とれちゃって…」



「バーカ。」



胡桃は恥ずかしそうに下を向いた



王子はそんな胡桃にチュッとキスをした



「こっちの方がロマンチックだろ?」



「っ…王子ー!!!
本当、夢みたい…」



胡桃は勢いよく王子に抱き着いた



「うわっ…!
ったく…危ないなー」



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