王子様の恋人。



「まだ話あんの?」



「だって…
さっきの言ったこと本当?」



「芹川次第でしょ。
楽しみにしてるよ。」



「…うんっ!」



胡桃は何だかよく分からなかったがとりあえずフラれたけどまだ終わったわけではないと思い、勢いよく返事をした



「フッ…いい返事。
それなら期待できるな?」



「任せてよ!
王子を好きな気持ちは誰にも負けない自信あるし!!!」



「俺、芹川にそんなに想われてたんだー?」



「……………////」



真っ赤な胡桃を見て王子は、クスッと笑うとまた歩き出して胡桃の方を振り返らずにヒラヒラと右手を振って行ってしまった



< 9 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop