人面花 ~短編~
人面花

 これは、私、高本 加奈におこった、悲劇。
あんた、瑠璃さえいなきゃよかったのに・・・!!

    ~人面花~
「あ~っ、仁君、みてみてぇーっ。」
 橋川 瑠璃 私の幼馴染の超ぶりっ子。
私と同じ好きな人仁(じん)君が好き
いっつも私の恋の邪魔をしてくるから、だぁああいっ嫌い!!
今日も、アタックしまくってる
「ん??わぁ、きれいなヒマワリだね。」
 七川 仁 私の大好きな人
私のだいっきらいな瑠璃も、仁君をねらっている。
とってもスポーツができて、頭もいいし、顔もいい。
だからライバルがすごく多い
瑠璃がいるかぎり・・・私と仁君が結ばれるのは不可能と思われた。

だから・・・

あんたなんて・・・

あんたなんて・・・あんたなんて・・・

いなくなっちゃえばいいのに。

「あっれぇええ??加奈のひまわりぃ、かれてるよぉ??」
「・・・っ!!」
たしかに、私のひまわりはかれてるけど、
そこまでいう必要ある!?
「あぁあ~瑠璃たんのひまわりはぁ、あんたのと比べて、どうよ??
瑠璃ににて超きれいなんだょぅっ♪
にしてもぉ・・・このヒマワリぃ、加奈ににてるねーっ。
この、ショボーショボショボしているところが。」

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