クライモアー
「……ごめんな
こんな俺の傍に居てくれて、ありがとな……」



哀しげな顔をしたもっちゃんが、頭の中に浮かぶ




「俺…
もうお前しか居ねぇんだよ…

お前まで居なくなったら俺…死んでもいいや


お前の為なら何でもする…

お前と少しでも一緒にいられるなら、牢屋にぶち込まれてもいい



だから…
お前まで裏切らないでくれよ…」




なんでそんなに切ない声をしてるの…?

何かあったの…?



切なくて

愛しくて


涙があふれた
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