恋love
拓冶にはなんでも言える。
朋香に言えない事も言えちゃうもん。
「確かにな。
俺はいつもの馬鹿やってる笑羅の方がいい」
あたしは何も言わなかった。
いや、言わなかったんじゃなくて
言えなかったんだ…
そのまま2人とも黙って歩いてたら急に、
「よしっ!!
気分転換に遊びに行こうぜ!」
拓冶が言った。
「へ?」
いきなり何を言い出すんだ。
「パーッと遊んだら、ちょっとは気が晴れるかもしんねーし」
そういうことか。
あたしはやっと理解した。
「ははっ。
それいい考えだね。
でも………」
あたしは気になってることがあった。