恋love



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「行って来まーす」


そう行って家を出たのは
あれから1時間後…


あたしは電話で言ったように
ダッシュで朋香んちまで行った。



その途中に、

「あっ!ひろ君だ」


ひろ君を見つけた。


が、
あたしが見たのは
「朋香、さっきひろ君見たよ~」
とは、とてもじゃないけど言えない
衝撃的な光景だった。



「うそ……でしょ…?」



あたしはダッシュで走ることも忘れて
ただただその光景を見ていた。



すると、


ピロロ~ン♪


携帯が鳴り、あたしは慌ててでた。


「はい?」


“笑羅?
まだ来ないの?”


そっか。
あたし、朋香んちに行く途中だったんだ。



「あ、ごめん。
用意に手間取っちゃって…」


“そっか。
じゃあ早くね~”


“ピッ”


「あっ、きられた」



まあいいや、早く行こっと。





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