恋love




朋香はあたしが考えてることを察知したのか
笑ってそう言った。


やっぱり朋香は凄いや。
いつもあたしに欲しい言葉をくれる。


「ごめんねぇ」


あたしが謝ると、


「いいわよ別に、ゆっくりで。
笑羅には笑羅のやり方もあるしね」


だって。
やっぱりなんだかんだいって
朋香は凄く優しい。


「ありがとう」


あたしがそう言うと、



ピロロ~ン♪


着信音が鳴った。



「笑羅じゃない?」


「あ、そうみたい。


……拓冶だ!」



“ピッ”


「もしもーし。
どうしたの?」


前で朋香がニヤリと笑っている。



“あー、昨日言ったことだけど…”


昨日?……きのう……


「あっ!!」



“気分転換に遊びに行こうぜ”


そんなこと言ってたなあ。






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