セカンドガール〔美容師に恋した春〕実話
テレビに目を向けると
エグザイルが出てた。


「エグザイルの歌で、タイトルがイタリア語の曲何だっけ?
あれ、いい曲だよね」

「知ってる!彼女の友達がエグザイル超好きで、昨日彼女の家に行ったときも流れてた、タイトルは…」



話しの後半は耳に入らなかった



昨日
彼女と会ってたんだ…

だから
あんまり寝てないんだ…



彼女いるのは知ってるけど

どうして、あからさまにするの?


そんな話し聞きたくないよ


心が凍りついていくようだった。



そんなあたしの気持ちも気づかずに
森くんはまだエグザイルについて
嬉しそうに喋ってる。



あたしは一人
取り残された気分だった。
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