セカンドガール〔美容師に恋した春〕実話
「ねぇ、彼女のこと好き?」

思いきって聞いてみた。



「一応、好きで付き合ってるわけだし…」


そうだよね…

あたしは何を期待してるんだろう。



「じゃあ、彼女以外に女は何人いるの?」

「いないよ、彼女だけ」



あ、っそう…

彼女、彼女って、もういいよ。



あたしはショックで
味のわからなくなったハンバーグを
ひたすら口に運んだ。
< 103 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop