セカンドガール〔美容師に恋した春〕実話
恋に堕ちた日
休みがズレた水曜日

美容院に来た。



「今日は縮毛矯正とカットでよろしいですか?」

「はい、お願いします」


担当のお姉さんと
少し話をして

あたしは、すっかり雑誌に夢中になっていた。




「どうぞ~」

飲み物を置かれて顔を上げた。


鏡ごし、遠くに映る人物に目が釘付けになった。





森……くん?
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