セカンドガール〔美容師に恋した春〕実話
「失礼ですけど、彼氏いるんですか?」

「いないです」


「いそうに見えますよ、モテるでしょう?」

「そんな事ないです、森くんこそお客さんに誘われるんじゃないんですか?」


「ないですよ~、俺も美容師ってもっとモテると思ってたから残念です」

「それ以上モテたら困るんじゃないんですか~?」


笑顔もカッコイイ


指先が首筋に当たるたびに
ドキドキする。


「お客さんと親しくなったり、店以外で会っちゃダメなんですよ」

「そうなんだ…?決まりがあるんですね」



少しガッカリ

仲良くなりたかったのに



もっと知りたい


もっと………。

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