セカンドガール〔美容師に恋した春〕実話
8時半

メールは鳴らない。



外で待ってようかな?



階段を下りて一歩外に出ると
春の風が強くて冷たかった。

スカートがめくれそうになるのを押さえながら道路の方に向かった。



マンションと道路の間の道で、ケータイを片手に待つ。



車のライトが見えるたびに心臓が高鳴る。




待つのは嫌いじゃない

待ってる時間も楽しいから。


会えた時の喜びが倍になる。
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