黒髪×金髪
夜露死苦!!
「夜露死苦」
ヤンキーってこんなんでいーのか?
俺は今めっちゃ緊張してる…
うわぁ
みんなドン引きじゃね?
大丈夫かな…
「…キャーッ!!かっこいい!!」
「金髪すげぇ~!!」
「やばッかっこよすぎぃ!!」
…え!?
「みなさん、静かに!!今日から同じクラスなんだから
そんなに騒がなくてもっ…」
先生オロオロしてるし!
ヤベぇ…
この学校おもしろくなりそうだなぁ
「先生っ!!名前なんてゆーの?」
あ、そういえば名前まだだったな。
「ああっ!!忘れていたよ。名前、黒板に書いてくれるかい?」
チョークを渡された。
「うぃー」
カッカッカッ…
書き終わったら、俺はクルっと後ろを向いた。
「菊池 俊輝」
とだけ言った。
「ということで…今日からこの2-3の仲間のなる、
菊池 俊輝くんです。仲良くするよーに!」
「「ハーイッ」」
「じゃあ菊池くん、一番後ろの窓側、
あそこが君の席だから席について…」
俺はその席に向かった。
みんなの視線が俺に向けられてる。
ガタッ
座った瞬間…
「菊池クン、よろしくね」
明るい声が聞こえた。