天使への判決




この人数が楽に収容できるからすごい。



畳が敷き詰められた広間には、左右を分けるように黒装束の男達が列を成して座る。

俺は、なるべく下座の方を選んで腰を下ろした。




通常月初に行われる例会が、今回、月の半ばであるにも関わらず急遽執り行われる。

さらに、組長が参加する事も異例だ。



話の趣旨はもちろん、朝戸の殺人に関することだろう。


俺はシラを切り続ける事ができるだろうか…




< 112 / 328 >

この作品をシェア

pagetop