天使への判決

「リサちゃん!」

声のした方へ目をやると、病院の二階の窓から手を上げるミキ姉ちゃんの姿が見えた。

日差しと重なり、

思わず目を細める。


「ごめんね~!また連絡して!」

そう言って、手のひらを合わせるミキ姉ちゃん。



「うん。また相談乗ってね~!」






私は笑顔を返して、


小さく手を振った。





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