天使への判決
「NO2…?
はあっ?
NO2ってもしかして…
カツノリの事か?」
俺は驚き、坊主頭の胸ぐらを掴むと前後に大きく揺すった。
「ううっ…や…やめっ…」
坊主頭は苦しそうにしながら声を振り絞った。
「そうだよ…
なんだ、あんたカッちゃんの知り合いかよ。」
ま、
まじか?
ヨオオォォォ!!
な、な、なんという偶然!
坊主頭の後ろに御来光が見えるぞ。
「おい!一休殿!天晴れじゃ!よくやった!褒めてつかわす!
早いとこ、このロン毛を起こしてやってくだされ!」
よし!敬語で話す事ができたぞ!
すっかりご機嫌になった俺は、満面の笑みで坊主頭を撫でた。