天使への判決
やりたい事…
本当はシュウイチさんに出逢ったときから決めていた。
数日後、俺はシュウイチさんに言われた通り相談に行くことにした。
「シュウイチさん。俺、シュウイチさんのような立派なヤクザになりたいです。」
ブファ!
俺が口を開いた瞬間、シュウイチさんは飲みかけのコーヒーを噴き出した。
「はあああああ?
お前、ヤクザってどんなもんか解って言ってん?」
シュウイチさんは噴き出したコーヒーを気にも留めないまま俺の目を見据える。
「もちろん解っています」
俺も負けじとシュウイチさんの目を反らさない。
「う〜ん…」
「本気なんです」