Lovingkiss~ホワイトデー特別編~
「何?聞こえないよ、美雪?」


俺は布団から美雪を引っ張り出した。



「雪哉と…っ…別れたく…ない」




…別れる?



「何で別れることになってるの!!?」




話についていけない。




「だって…雪哉…昨日、デートしてた」


「昨日…?」





……結花のことか!!




「…美雪、よく聞いてね?」




なんとか事情がわかった。




ベッドに腰掛けると、美雪を膝に座らせた。




「昨日一緒にいたのは結花っていう、俺の幼馴染」


「幼馴染…?」


「そう。ちなみに彼氏いるから」



どんどん美雪の顔が赤く染まっていく。





「わかった?」


「うん。でも…なんで一緒にいたの?」
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