その男、草食系につき。
多少のごたごた?は、あったものの、宴会はつつがなく過ぎてゆく。
社長の挨拶を横目に私の周りでは影に日向に王子へのアピール合戦だ。
「桜木さんて〜、何か運動されてるんですか?いつもスタイルいいなって思ってて〜。」
「いえ、とくには…学生時代にはサッカーなんかやってましたけどね。」
「サッカーですか〜?わたしもサッカー大好きでぇ、よかったら今度一緒にみに行きませんか?」
「あら、私もサッカー好きなんですよ。桜木くんがサッカー好きだったなんて知らなかったわ。私と行きましょうよ。」
すかさずのアピール技は素晴らしいとしかいいようがない。ところが彼はその場で言い放った。
「いえ、たいして好きなわけじゃないんです。友人に誘われてやってただけなんで。有名なサッカー選手しか名前も知りませんし。」
THE☆一刀両断
これは…わざとなのだろうか。
それともこのお誘い攻撃をかわすため?
それ以上何も言えずに口をポカンとあけている彼女たちがなんだか間抜けで、逆にかわいそうな気がした。
社長の挨拶を横目に私の周りでは影に日向に王子へのアピール合戦だ。
「桜木さんて〜、何か運動されてるんですか?いつもスタイルいいなって思ってて〜。」
「いえ、とくには…学生時代にはサッカーなんかやってましたけどね。」
「サッカーですか〜?わたしもサッカー大好きでぇ、よかったら今度一緒にみに行きませんか?」
「あら、私もサッカー好きなんですよ。桜木くんがサッカー好きだったなんて知らなかったわ。私と行きましょうよ。」
すかさずのアピール技は素晴らしいとしかいいようがない。ところが彼はその場で言い放った。
「いえ、たいして好きなわけじゃないんです。友人に誘われてやってただけなんで。有名なサッカー選手しか名前も知りませんし。」
THE☆一刀両断
これは…わざとなのだろうか。
それともこのお誘い攻撃をかわすため?
それ以上何も言えずに口をポカンとあけている彼女たちがなんだか間抜けで、逆にかわいそうな気がした。