この想いを君に…
「やったー!!」

チーム内は大歓声に包まれた。

睦海が1番にチェッカーを受ける。

続いて知樹。

知樹は悔しそうにタンクを叩いて俯いた。

第1コーナー手前で二人は並ぶとお互いの拳をコツン、と当てた。



「門真さん!あの二人、凄いな!!」

光も興奮気味に総一に話かける。

「やったー!」

至は今にも泣きそうな状態で総一に抱きついた。

総一はというと。

茫然と立ち尽くしていた。
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