この想いを君に…
「…何、やってんの?」

2人連れのお客さん。

そのうちの1人は。

よく知っている顔だった。



「…何って、メイドでございます、ご主人様」

あたしはやっと慣れてきた言葉遣いを使って言った。

「…パパは知ってるの?」

「バイトは承認済みでございます。
それより、御席にご案内致します!」

あたしは顔を睨んでクルッ、と踵を返した。



…祥太郎、あんたこそ、何やってんのよ!!
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