この想いを君に…
「ま…あそこで働いている事は黙っておくよ」
祥太郎はそう言ってホームに着いた電車に乗り込んだ。
あたしもその後ろに付いて乗り込む。
「言わないの?」
動き出した電車にバランスを崩しかけて思わず祥太郎の腕を掴む。
祥太郎もあたしを支えてくれた。
「言った所で…そーちゃんが心配するだけだし。
今の睦海はいろんな世界を見る事も必要だよ」
「祥太郎は?祥太郎もいろんな世界を見てきたの?」
あたしは一度、祥太郎に聞きたかった事がある。
パパや光さん、知樹の前では聞けなかった事が…
さりげなく、聞いてみよう。
祥太郎はそう言ってホームに着いた電車に乗り込んだ。
あたしもその後ろに付いて乗り込む。
「言わないの?」
動き出した電車にバランスを崩しかけて思わず祥太郎の腕を掴む。
祥太郎もあたしを支えてくれた。
「言った所で…そーちゃんが心配するだけだし。
今の睦海はいろんな世界を見る事も必要だよ」
「祥太郎は?祥太郎もいろんな世界を見てきたの?」
あたしは一度、祥太郎に聞きたかった事がある。
パパや光さん、知樹の前では聞けなかった事が…
さりげなく、聞いてみよう。