この想いを君に…
マシンから降りた祥太郎は涼しい顔をしてヘルメットを脱いだ。

そしてレーシングスーツを脱ぎながらこちらに歩いて来てあたしの頭をグシャグシャに撫でていった。

…何すんだ、バカ!



バイクを降りると。

余計な事をする、ただの変なオッサンだった。



あたしは髪の毛を手で元に戻す。
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