この想いを君に…
「むっちゃん、ペース早い」

早く仕上げたいが為にどんどん宿題を仕上げていたらリコがブーイング。

「アハハ、ごめん」

あたしはリコにノートを見せた。

そして更に先を進める。

「頭良いよね〜」

リコは感心しながらノートを写す。

「もっと上の高校に行こうとは思わなかったの?」

あたしは手を止めて

「うん。
祥太郎もココだったし、レースにはまだ理解ある学校だしね。
免許も取っていいから9月になったら教習所に行くつもり」

「そっかー」

リコは可愛い笑みを浮かべてノートを写していた。

「それにママも…本当のパパもここだったから」
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