この想いを君に…
「ま…一応俺はお前のオジサンになる訳だし。
生まれた時から知ってるから心配もするし、幸せになって欲しいと思ってるよ」

そう言って、祥太郎は光輝く星をまた見つめた。

あたしも空を見上げる。

今日は、綺麗な星が見えるな…



「ねえ、祥太郎」

あたしはニヤリ、と笑った。

「今日は電車に乗らないで歩いて帰ろうよ!」

祥太郎は呆れて

「2時間くらい、掛かるぞ」

「たまにはいーじゃない!
祥太郎が結婚しちゃったら、こういう事もなくなるし。
ね?いいでしょ?」

「はいはい…」

祥太郎は降参!と言わんばかりに右手を上げた。
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