この想いを君に…
「むっちゃん…?」

ようやく光さんが口を開いて

「奏に何か言われた?」

怪訝そうにあたしを見つめる。

「ううん」

あたしは首を横に振る。

「奏さんはあたしが光さんの事を好きって気がついていた」



やがて、光さんの頬が少し赤くなり

「あの…こんなオッサン、どこがいいの?」

そう言って頭を掻いた。
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