この想いを君に…
「…あのっ」

車の中であたしは光さんの事を言おうとしたら。

「いや、何となく、わかってたから」

パパは少しだけ笑った。

「大阪へ行く前までは二人とも、そんな雰囲気はなかったけど…
帰ってきてから何となく違ってたから」

パパはそう言うけど…

実際に現場を押さえてショックなのは痛いほどわかる。

「…黙っててごめんなさい」



それから家までは。

パパは黙ったままだった。
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