この想いを君に…
ドアを開けると、祥太郎が手土産片手に立っていた。

「何してるん?ええ大人が昼間っから」

「それはこっちの台詞!
いつまで寝てるの?
朝のうちにトレーニングが終わったから一緒にご飯でも食べようかと」

手に持つ袋を揺さぶる祥太郎。

「お前さ、俺がいてへんとか思わんの?」

「思わない」

祥太郎はそう言うと俺の部屋に上がり込んだ。



全く…

俺を暇人と思いすぎとるわ。
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