この想いを君に…
「そんなに驚いた?」

祥太郎はあまりに驚く俺を不思議そうに見ている。

「うん、ビックリした…」

だって。

自分の彼女が。

縁のなさそうなメイド喫茶で働いていたら。

ビックリするって…



しかも。

昔、日本に帰ってきた時。

真由ちゃんがよく、レースクィーンをして、隣でパラソルを持ってくれたけど。

その時の真由ちゃんによく似ている、今のむっちゃん。



最初に真由ちゃんを見た時、こんな可愛い子と付き合っている拓海を羨ましく思ってた。

けど、今。

その二人の娘と付き合う事になって、何とも言えん不思議な縁に。

驚く自分がいる。
< 382 / 503 >

この作品をシェア

pagetop