この想いを君に…
「よかったな、睦海」

後ろから祥太郎が声をかけてくれた。

半分泣きかけのあたしは振り返って涙を拭きながら頷いた。

「光」

パパは光さんを呼ぶと

「睦海の事、頼んだよ」

「…はい」

光さんはパパに頭を下げた。
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