この想いを君に…
「凄くいい人だね」

国分くんとあたしは光さんが事務所に下がってから。

空き地で座り込んで休憩をした。

「これでも飲んどき」

と、光さんはペットボトルのお茶まで買ってくれた。

「いい人だなんてどうもありがとう」

あたしは光さんの代わりにお礼を言った。

「あの人もあたしと同じようにレースに出てるんだよ」

「へえ〜!凄いね!!」

「本当はこの夏に一緒にレースに出る予定が怪我で…」

「そうだったんだ」

国分くんは頷くと

「決めた!」

あたしの顔を見つめた。

「免許取ったらここでバイク買うよ!
色々教えて貰えそうだし!」



…お買い上げ、ありがとうございます〜
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