この想いを君に…
other side
「パパ」
睦海の泣き声が響き渡る中。
知樹は総一に近寄る。
「ゴメン、マシンをめちゃくちゃにして」
今回、一番マシンを破壊してしまったのは知樹。
後続車が次々と上に乗り上げてカウルが全損した。
「…仕方ないよ」
総一は苦笑いをして知樹の頭を撫でる。
「怪我がなくて何より」
マシンは大破したけれど。
知樹はお尻を打っただけで、他は何もなっていなかった。
「…アイツ、うるさいね」
知樹が冷酷ともいえる冷ややかな目を睦海に向けると
「お姉ちゃんにアイツ、とか言うんじゃないよ」
と、総一は窘める。
しかし、いつまで泣くのか。
それに付き合う光も大変だ。
今までその役目は自分だったのに…
ふと、そう思って総一は苦笑いをした。
睦海の泣き声が響き渡る中。
知樹は総一に近寄る。
「ゴメン、マシンをめちゃくちゃにして」
今回、一番マシンを破壊してしまったのは知樹。
後続車が次々と上に乗り上げてカウルが全損した。
「…仕方ないよ」
総一は苦笑いをして知樹の頭を撫でる。
「怪我がなくて何より」
マシンは大破したけれど。
知樹はお尻を打っただけで、他は何もなっていなかった。
「…アイツ、うるさいね」
知樹が冷酷ともいえる冷ややかな目を睦海に向けると
「お姉ちゃんにアイツ、とか言うんじゃないよ」
と、総一は窘める。
しかし、いつまで泣くのか。
それに付き合う光も大変だ。
今までその役目は自分だったのに…
ふと、そう思って総一は苦笑いをした。