この想いを君に…
「じゃあ遊びに行った事は?」

今度はリコが質問をする。

「まだ5回もないよ」

あたしが助手席から後ろを振り返って言うと

「ええー!寂しいよね」

あたしは首を横に振って

「光さんは一人暮らしだから、家にはよく行ってる」

「それはそれで羨ましいかも!!
イチャイチャ出来るし」

リコの頭の中は妄想だらけみたい。

「それも無理。
下手に手を出せばむっちゃんのパパに抹殺されるから」

光さんのこの発言には二人、爆笑していた。



…確かに。

光さんとはキスだけ。

でも、それで十分だから、あたしは。

そこには愛が詰まっている。
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