この想いを君に…
「いらっしゃ〜い!」

家に帰ると。

ママが出迎えてくれた。

…しかも何、このフリフリな洋服は。

「可愛い!」

ち…ちょっとリコー!!

そんな事を言うと…

「ホント〜?ありがとう!!」

「モデルさんみたい!!」

「わあ!嬉しい!!」





「…さっ、中に入ろうか」

あたしは光さんと国分くんを中に入れた。

「いらっしゃい」

リビングでパパが笑う。

「パパ、ママをどうにかしてよ〜!」

玄関でまだリコと話をしている。

「ほって置きなよ。
いつもの事だから…」

パパも苦笑いをしていると

「ちょっと、むっちゃん!」

リコがリビングに入って来て叫ぶ。

「パパもカッコイイ!!
むっちゃんの家族って一体…?」

笑いがその場を包む。

「確かに…凄いよね〜。
カッコイイパパに若いママ。
そして、ママより年上の彼氏
…更に三つ子の弟、妹」

国分くんが言う。

知樹、泰樹、桜もこちらを見て手を振る。

「リコが騒ぐのも無理はないよ」
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