この想いを君に…
「…むっちゃん」

光さんはあたしの手を引っ張った。

「帰ろう」

あたしは頷いた。



きっとこれは悪い夢。



そう、思いたい。





「今日の事は悠斗には黙っておき」

あたしは頷く。

とてもじゃないけど、言えない。



…明日から。

どんな風に悠斗と顔を合わせていいのか、わからなかった。
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