この想いを君に…
「むっちゃん」

悠斗は何か決心をしたようにあたしを見つめる。

あたしも悠斗を見つめる。



「今日、学校が終わったら僕に付き合ってくれない?」

「…えっ?」

「お願い…」

悠斗は手を合わせてあたしを見つめた。



前、パパの件であたしが家を飛び出した時。

悠斗はあたしに付き合ってくれた。

今度はあたしが悠斗に付き合う番かもしれない。
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