この想いを君に…
「…悠斗、ごめん」

隣でベッドに腰をかけている悠斗に謝った。

悠斗はチラッとこちらを見て

「で、これからむっちゃんはどうしたいの?
家族から…おじさんから逃げても仕方ないよ?」

悠斗の意見にあたしは頷く。

それはわかっている。

けれど。

想像もしていなかった事が目の前で起こって。

一番、頼りにしていたパパが。

他人だったなんて。

目眩がする。



あたしは額を手を置いて天井を見つめた。
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