この想いを君に…
other side
シャワーの音を確認して。
悠斗はケータイを取り出す。
「もしもし、パパ?」
相手は自分の父親、芳弘だった。
「今、少し落ち着いているよ」
家を出る前。
両親には睦海と会うから、と伝えてあった。
ひょっとしたら、今晩は帰られないかもしれないけれど。
自分を信じて欲しい、と。
間違いなく、睦海の父親は総一ではない。
血液型がおかしい、と睦海から聞いてから胸騒ぎがずっとしていて、夕方に総一からの電話で確信した。
『で、今、どこにいるの?』
芳弘の問いに少し戸惑ったけれど。
悠斗は淡々と答えた。
「ラブホテル」
悠斗はケータイを取り出す。
「もしもし、パパ?」
相手は自分の父親、芳弘だった。
「今、少し落ち着いているよ」
家を出る前。
両親には睦海と会うから、と伝えてあった。
ひょっとしたら、今晩は帰られないかもしれないけれど。
自分を信じて欲しい、と。
間違いなく、睦海の父親は総一ではない。
血液型がおかしい、と睦海から聞いてから胸騒ぎがずっとしていて、夕方に総一からの電話で確信した。
『で、今、どこにいるの?』
芳弘の問いに少し戸惑ったけれど。
悠斗は淡々と答えた。
「ラブホテル」