この想いを君に…
「間違い、起こさないよね?」

真由がようやく泣き止んだかと思ったのにまた目に涙をためてみんなの顔を見つめた。

「…まあ、悠斗が自分を信じて欲しいって言ってたから」

芳弘は真由の肩を叩いた。

真由もうんうん、と頷く。

「…もう、寝た方がいいよ。
明日、学校だろ?」

総一は不安そうにしている三つ子に向かって言うと。

「むっちゃんが帰って来るまで起きてる」

知樹が言うと泰樹も桜も頷いた。

「…明日、起きれなくなるよ?」

「…その時はその時で」

泰樹は明日は休む気満々です、と言わんばかりにニッコリと笑った。
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